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ロハス工学 21世紀の学問のすすめ!健康で持続可能な生活と社会を実現するための新工学体系 土木Civil Engineering 建築Architecture 機械Mechanical Engineering 電気・電子Electric and Electronics 化学・バイオChemistry and Biotechnology 情報Computer Science 農林水産Agriculture, Forestry and Fisheries 健康Health 1999年に日本大学工学部が「ロハスの工学」を教育・研究のテーマとして掲げてから、ちょうど20年の節目の年となります。これを機に、これまでの呼称「ロハスの工学」を「ロハス工学」と改めるとともに、工学研究所プロジェクト「ロハス工学教育教材開発プロジェクト」のメンバーを中心にロハス工学編集委員会を立ち上げ、書籍「ロハス工学」を発刊するに至りました。ロハス(LOHAS)は、健康で持続可能な生活スタイルを意味するLifestyles of Health and Sustainabilityの頭文字から成る言葉であり、「ロハス工学」とはまさにLOHASを実現するための工学を意味しています。社会構造や環境が大きく変化するなか、現工学体系である土木や建築、機械、電気・電子、化学・バイオ、情報といった縦割りの学問だけでは、LOHASを実現することは難しいと言われています。学科の壁を越えて横断的に連携する新しい工学体系が必要不可欠です。そこで工学部では、未来を見据えロハスの視点に立った21世紀の新たな学問体系として、「ロハス工学(LOHAS Engineering)」を提唱いたしました。本書は、新工学体系の思想と背景、そしてロハスの実現に向けた8つの分野からなる工学体系を解説したもので、工学部が進めている応用研究や社会実装の事例も紹介しています。新たなステージへとその一歩を踏み出した「ロハス工学」。さらに深化を図り、健康で持続可能な社会の実現に寄与してまいります。 書籍「ロハス工学」 はじめに― 日本大学工学部に、米国を中心とする人々の一部の層に浸透し始めた「LOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability:健康で持続可能な生活スタイル)」の考えを工学により実現することを目指し、「ロハスの工学」を導入したのは1999年。21世紀の社会や環境の在り方を考えて、当時の学部長であった小野沢元久氏(現在、日本大学名誉教授)が工学部の目指すべき教育・研究方針として名付けた。 その後、ロハスの工学を究明するための研究施設「次世代工学技術研究センター(2002年)」や「環境保全・共生共同研究センター」と出力40kWの「大型風車」(2003年)」、省エネ型雨水の再資源化システムを実装した「心静緑感広場(2002年)」と「70号館:教室棟(2006年)」が整備され、少しずつロハスの工学が学内に浸透していった。 ①次世代工学技術研究センター ②環境保全・共生共同研究センター ③大型風車 ④心静緑感広場 ⑤70号館:教室棟 ロハスの工学が急速に進化し始めたのは「ロハスの家」プロジェクトの出現である。このプロジェクトは2007年に加藤康司氏が東北大学を定年退職し、日本大学工学部に教授として赴任したことに端を発する。機械工学におけるトライボロジー(Tribology:接触・摩擦・摩耗・潤滑に関する学問)の世界的権威であった加藤教授(当時)はロハスの工学の理念に共感して、 これまでの業績にとらわれず、ロハスを具現化する形を模索するうちに「家」にたどり着いた。機械工学科や建築学科などの教員および建築OBと連携し、キャンパス内に「ロハスの家1号」を建てることになる。翌年には、「ロハスの家2号」が完成。プロジェクトが軌道に乗り出した矢先に、2011年3月の東日本大震災を経験する。 日本大学工学部のある郡山キャンパスも地震により大きな被害を受け、風評被害を含む原発事故の多大な影響があるなか、2011年11月にロハスの家の集大成とも言える「ロハスの家3号」が完成する。 (写真:ロハスの家1・2・3号) ①ロハスの家1号 ②ロハスの家2号 ③ロハスの家3号 「ロハスの家」に刺激を受け、学内の他の研究者もロハスの工学に精力的に取り組むようになり、その後も「浅部地中熱採集蓄熱システム」、「ロハスの花壇」、「ロハスの橋」、「ロハスのトイレ」などのプロジェクトがキャンパス内に次々と展開。さらに、「郡山市・日本大学工学部再生可能エネルギー共同研究施設」の整備や、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、日本学術振興会、文部科学省などの支援による再生可能エネルギー、二酸化炭素吸収分離再生、バイオメディカル工学などに関する大型プロジェクトの推進により、その成果はキャンパスを飛び出し、県内外へと実装されるようになる。2017年には、「ロハスの工学」を基盤とする10件の研究プロジェクトもスタートした。 ①ロハスの花壇 ②地中熱センター ③ロハスのトイレ ④ロハスの橋 東日本大震災以降、「ロハスの工学」とはロハスを実現するための工学であり、震災、原発災害と風評被害から、“ふくしま”の自立した復興を実現するために必要となる工学であると位置付け、研究・教育を行ってきた。加えて、東日本大震災を経験し、ロハスの工学を包含している社会的役割の重要性を再認識するに至り、2011年度から毎年、市民公開シンポジウムとして「ロハスの工学シンポジウム」を開催している。 ロハスの工学シンポジウム ロハスの工学は、「心身共に健康な人」、家族が暮らす「エネルギー自立と自然共生の家」、その集合体である「活力のある地域社会」、これらを支える「安全・安心なインフラ」、およびそのフィールドとしての「美しい自然・豊かな環境」の実現とこれらの融合を目指し、「ハード、ソフト、システム技術」の確立と体系化を図るものだ。 実はこれは、国が提唱する「ライフイノベーション」と「グリーンイノベーション」を包含するもの。ロハスの工学は、工学部の土木工学科、建築学科、機械工学科、電気電子工学科、生命応用化学科、情報工学科、そして総合教育が協力し合い、産学官の連携により、それぞれの不得意分野を補いながら、HealthとSustainabilityを推進する新しい学問体系と言える。 このように、ロハスの工学にかかわる研究施設の整備、研究プロジェクトの推進と社会への実装により、そのイメージは学内の研究・教育に浸透し、本学を目指す高校生や産業界にも定着してきた。そこで、「ロハスの工学」を「ロハス工学(LOHAS Engineering」と呼称を改めて、広くその概念を発信するため、2017年に、岩城一郎教授をプロジェクトリーダーとする「ロハス工学教育教材開発プロジェクト」がスタートし、ロハス工学編集委員会を組織して本書を発刊するに至った。 執筆はロハス工学の構築を目指す工学部の研究者によるものであるが、ロハスの視点から子どもたちの成育環境の重要性を発信し続けている小児科医の菊池信太郎氏(郡山市、菊池医院・院長)にも加わっていただいた。 第1編では「ロハス工学の思想と背景」を述べ、ロハス工学を学ぶ上での導入部とした。第2編ではロハスと8つの分野からなる工学体系との関わりについて論じる。さらに第3編では日本大学工学部で研究開発がなされ、社会への実装が進められているロハス工学の具体例を紹介する。 本書は「ロハス」をキーワードに、工学の関連分野を縦糸と横糸で織りなしたこれまでにない新しい教科書であり、これからの日本、ひいては海外において必須の工学となり得るものである。そのため、日本全国の大学の工学部を志願する高校生、また入学した学生が、ロハス工学の本質を理解し、学生生活を通してロハスの考えを身に付け、社会において実現できる能力を養うことを願い執筆された。また、ロハス工学の理念に共感し、大学との連携を望む自治体や企業にもその基本概念を知ってもらい、意識を共有して研究開発など、様々な事業に臨んでもらいたいとの思いがある。 何より、震災からの復興を目指す福島県民、そして、社会構造や環境が大きく変化するなか、様々な事柄に直面するであろう我が国のできるだけ多くの人たちに、今後の課題解決の糸口となり得る「ロハス工学」の意味に気付き、自ら考え、自ら行動に移すきっかけとなってもらいたいと願っている。 はじめに 002 出村 克宣 第1編 序論 ロハス工学の思想と背景 010 21世紀社会に不可欠な新工学体系/加藤康司 第2編 ロハス工学の役割 1章 ロハスと土木 036 グレーインフラとグリーンインフラの共生/岩城一郎、仙頭紀明、中野和典、朝岡良浩 2章 ロハスと建築 062 強・用・美の視点から見る建築の現在地/浦部智義、齋藤俊克、森山修治、山岸吉弘 3章 ロハスと機械 088 人が自然と共生するための機械設計/伊藤耕祐 4章 ロハスと電気・電子 110 ロハス工学が電力・情報通信網に継ぎ足すもの/村山嘉延 5章 ロハスと化学・バイオ 132 物質・エネルギー・生命にわたってロハスを支える/春木 満 6章 ロハスと情報 150 AIやIoTを応用するビッグデータ時代のロハス社会/大山勝徳、源田浩一、和泉勇治、若林裕之 7章 ロハスと農林水産 174 健全な食糧や資材の生産を持続可能に/中野和典 8章 ロハスと健康 190 “全人的”健康への貢献で活力ある高齢化社会に/酒谷 薫 第3編 ロハス工学の実践 1章 ロハスの家 202 自然と共生する暮らし方/伊藤耕祐 2章 ロハスの地中熱利用 218 空気熱に代わる次世代空調システム/小熊正人 3章 ロハスの建築 232 住環境に応じた持続可能な建築/浦部智義 4章 ロハスの橋 246 厳しい環境下でも「丈夫で長持ち」/岩城一郎 5章 ロハスの花壇 252 自立共生の住環境を支える自然浄化機能/中野和典 6章 ロハスのドローンプロジェクト 268 空からの画像で復興の様々な課題を解決/岩城一郎、若林裕之 7章 ロハスの成育環境 280 日本の子どもたちの真の復興は福島から/菊池信太郎 おわりに 292 岩城一郎 執筆者紹介 294 索引 300 『ロハス工学』が新たなステージへ、その第一歩を踏み出す 2019年2月23日(土)、工学部50周年記念館3階大講堂において、市民公開シンポジウム第8回ロハスの工学シンポジウム『ロハスの工学のこれまでを振返り、これからを考える』を開催。同日に、書籍『ロハス工学』(発行元:日経BP社)の出版および『LOHAS Motomachi Child Health Center プロジェクト』のプレス発表も行いました。 詳しくはこちらをご覧ください。 第8回ロハスの工学シンポジウム 〒963-8642 福島県郡山市田村町徳定字中河原1番地 日本大学工学部 Copyright c College of Engineering, Nihon University All Rights Reserved.

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