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MEG II Japan MEG II 実験 数十兆回に一度しか起らないミュー粒子の稀な崩壊から、かつて宇宙を支配していた大統一理論を探る。 HOME MEG II Results Projects What's New What's New すべての What's New→ {"articleType":"1","limit_article_num":"3","article_disp_offset":"0","article_disp_offset_num":"","article_new_offset":"1","article_new_offset_num":"30","blogs":[{"sid":"47Auu8592","categories":"","order":"newer","name":"What's New","pathToFolder":"./whatsnew/","topfile":"top.html","rss":"0"}]} [%article_date_notime%] [%title%][%new:NEW%] Paul Scherrer Institute (PSI), Switzerland  スイス、チューリッヒ郊外にある国立ポールシェラー研究所（PSI）。そこには世界最強の直流ミュー粒子ビームを作り出すサイクロトロン加速器があります。東京大学と高エネルギー加速器研究機構（KEK）を中心とする研究グループは、これまでにない優れた素粒子測定器を開発し、日本・スイス・イタリア・ロシア・米国からなる国際研究チームを率いて、宇宙の始まりの謎を探るための実験を、ここPSIで実施します。この実験によって、素粒子の大統一理論の秘密が明かされるかもしれないと期待されています。 The MEG II Experiment  MEG II 実験とは ミュー粒子から宇宙の始まりを探る 重い素粒子は一体どうして存在するのか ミュー粒子は、電子より約200倍重い「重い電子」。2マイクロ秒であっと言う間に崩壊してしまうため、物質を構成することはできません。何の役にも立たないように見える素粒子ですが、宇宙の始まりの秘密を隠し持っているかもしれないのです。ただそれを探るためには、数十兆回に一回しか起らない現象を探さなくてはいけません。詳しくは→ 数十兆分の一の感度を可能にする実験装置 この実験のために新たに考案・開発 数十兆回に一回しか起らない現象を探すためには、これまでにない巧みで優れた実験装置を新たに開発することから始めなくてはいけませんでした。さらに、この実験で必要となる大量のミュー粒子を手に入れるため、スイスの研究所へ乗り込むことに。詳しくは→ 国際的な協力と競争 世界のトップを走り続けること 日本の研究グループが設計・提案した実験に、その重要性を認識したロシア、スイス、イタリア、アメリカの研究者たちが加わり、2008年からMEG実験を開始しました。それからずっと世界のトップを走り続けています。今始めようとしているのは、さらにアップグレードした第二弾のMEG II実験。詳しくは→ これまでの研究成果 どこまで大統一理論に迫れたのだろうか これまでの研究成果は、国際会議や学術雑誌などにより、世界に公開しています。・学術雑誌論文・国際会議録・国際会議発表・学位論文（博士論文・修士論文）・その他（受賞など、メディア記事など） 外部資金による研究プロジェクト 特別推進研究「MEG II 実験ー究極感度ミュー粒子稀崩壊探索で大統一理論に迫る」 2014 - 2018年度　科学研究費補助金　特別推進研究 課題番号 26000004　代表者：森俊則　配分総額 432,000千円（直接経費）     本研究は、宇宙初期に実現していたと考えられる素粒子と力の大統一（大統一理論）などの新しい物理法則の決定的証拠となるミュー粒子のμ→eγ崩壊を現存の実験施設で可能な究極の感度で探索、発見を目指すものである。そのため、 （1）MEG実験で取得したすべてのデータからμ→eγ崩壊を探索して最終結果をまとめる。 （2）測定器アップグレードを完成させ、一桁高い実験感度でMEG II実験を開始する。 （左図はMEG実験の最終結果。） 詳しくは→ 研究拠点形成事業「ミュー粒子を使ったレプトンフレーバー物理研究のグローバル展開」 日本学術振興会・研究拠点形成事業（A.先端拠点形成型） 2018 - 2022年度     ミュー粒子を使ったレプトンフレーバー物理研究は、MEG実験により新たに開拓された研究分野であり、日本が主導し、スイスとイタリアとの協力を軸に独創的な実験で他の追随を許さず世界最先端を走って来た。アップグレードして実験感度を上げたMEG II実験を間も無く開始するが、その一方でMEG II実験とは異なる素粒子反応を使う実験が世界各地で計画されている。 そこで、この事業では、日本・スイス・イタリアの研究ネットワークを強化し、世界最先端の研究拠点としてコアとなり、さらにグローバルなネットワークを形成していくことを目指す。 詳しくは→ 戦略的パートナーシップ「スイス連邦工科大学チューリッヒ校」 スーパーグローバル大学創成支援に係る戦略的パートナーシップ構築プロジェクト 相手側大学：スイス連邦工科大学チューリッヒ校（ETH, Zurich）     文部科学省より採択された「東京大学グローバルキャンパスモデルの構築」の主旨に基づき、その活動の中核となるプロジェクトとして、理学系研究科を始めとする他部局と協力して、スイス連邦工科大学チューリッヒ校との戦略的パートナーシップを活用した教育研究の国際展開を進めている。 本センターはスイス連邦工科大学ドメインの自然科学および工学系の研究所であるポールシェラー研究所（PSI）と2003年より共同研究および教員・学生の交流等について協定を結んでおり、最先端の国際共同研究をベースとしたサマープログラムの共同運営等の事業を通じて、質の高い教育研究プログラムを開発している。 詳しくは→ ©️ MEG II Japan. All Rights Reserved. 東京大学素粒子物理国際研究センター